日本オペレーションズ・リサーチ学会 中国・四国支部

日本OR学会中国・四国支部令和2年度支部研究部会「ORと数学」第1回講演会

開催日時:2020年12月8日 (火) 16:10-18:00

開催方法:Zoom を用いたオンライン開催

※本配信は講演内容の録画・録音およびスマートフォンやデジタルカメラなどによる撮影を一切禁止します.

[1] 16:10-17:00 坂内真三(茨城工業高等専門学校)

題目:射影平面曲線の埋め込み位相の分類問題とその展開

講演要旨:
Zariskiが1929年に発見した例で見られる通り,複素射影平面の中の射影平面曲線について, その既約成分の個数・次数・特異点や交叉などの組み合わせ論的情報が一致していたとしても, 埋め込み位相の型が異なりうることが知られている.
この現象を理解するために, 同一の組み合わせ型を持つ曲線の埋め込み位相による分類の問題を考えることが重要である.
当初は位相幾何学由来の不変量が主に用いられていたが,その後,より代数的な手法が発見され, それを用いた研究が進められている.
本講演では, 近年注目され始めた「分解曲線」とそれに付随する不変量について解説し,新たに発見された例を紹介する.


[2] 17:10-18:00 宇野剛史(徳島大学大学院理工学研究部)
題目:防御配置モデルに関する研究

講演要旨:
侵略に対して障壁となりうる対象を配置することで食い止めようとする状況は,警備,災害やスポーツなど様々な分野において現れる.
本講演ではこのような状況を防御配置モデルとして数理的に構築し,最適配置を効率的に導出するための提案アルゴリズムを紹介し,数値例に適用することでその有効性を示す.

共催:徳島数学座談会

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今回は,Zoom を用いたオンライン開催となります.
講演会へご出席いただける方は,Zoom ミーティングの情報をお送りしますので
世話人 中山(shin@tokushima-u.ac.jp)
にメールでご連絡下さい.


日本オペレーションズ・リサーチ学会 中国・四国支部事務局(orsj.chushikoku@gmail.com)